twitter @oam0

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

縁結びの沖縄ハンセン病療養所で挙式

縁結びの沖縄ハンセン病療養所で挙式 2007/07/02

大切な友人の中尾さち子さん(30歳)と安藤源さん(24歳)が6月30日、沖縄県名護市の国立療養所愛楽園で結婚式を挙げました。



大切な友人の中尾さち子さん(30歳)と安藤源さん(24歳)が6月30日、沖縄県名護市の国立療養所愛楽園で結婚式を挙げました。日頃から形式的なセレモニーが苦手な私ですが、2つとない手作りの宴に大きく心を動かされました。

photo154.jpg
暖かい声で送られる安藤さん(左)と中尾さん(右)

 神奈川県出身のさっちゃんは高校時代から福祉分野に興味を持ち、平成12年には大好きな沖縄に移住、糸満市の病院でソーシャルワーカーをしていました。愛知県出身の安藤君は琉球大学法文学部に入学、恩師の導きでハンセン病問題に関心を高めました。平成18年に卒業後は静岡県の保険関連会社に就職しています。

 2人の出逢いのきっかけは、平成14年から18年まで愛楽園入所者への聞き取り調査が行われ、お互いボランティアとして参加したことでした。「2人にとって特別な場所である愛楽園について、お世話になった方々に少しでも知ってもらえれば」という思いで会場に選んだということです。

 友人らの協力により行われた挙式は厳粛さの中にも親密な空気が満ち、こちらもリラックスできました。式後、参加者は別室に移動し、証言ビデオを観させて頂きました。その間、新郎新婦は園内の治療センターを訪ね、式に参加できなかった入所者にあいさつをしました。

 披露宴では古典芸能、ダンス、ギター弾き語り、プロデビューしたピアノ連弾「レ・フレール」の2人(新婦従兄弟)による迫力ある演奏など切れ目無く盛り上がりました。「愛楽園は国立療養所ということで、式を実現するまでにはいろいろと苦労もありました」と安藤君。「愛楽園は生涯忘れることのできない、共に歩む上での原点です」とさっちゃん。

photo155.jpg
ケーキ入刀ではなく豚入刀

 沖縄愛楽園は昭和13年に地元から猛烈な反対にあう中開園したハンセン病療養所です。沖縄戦での過酷な体験も経ながらも、現在300名あまりの方々が療養生活を送られていますが、その8割が70歳以上といいます。

 ハンセン病は単なる接触で感染することがないにも関わらず、現在でも差別・偏見が無くなったとはいえません。「差別は無知から生まれる」と私は思います。知識も経験に基づけばさらに深まるはず。その意味で今回初めて愛楽園を訪ねられたことは、私にとって、そして参加者のすべてにとって貴重な経験になったことでしょう。実際沖縄で生活していても、何もきっかけがなければ園内に入ることはあまりないでしょうから。

 聞き取り調査は「沖縄県ハンセン病証言集 沖縄愛楽園編」として完成され、8月に発刊されます。問い合わせは沖縄愛楽園自治会TEL&FAX 0980-52-8115 または email airakuen@tontonme.ne.jp まで。

photo156.jpg
僕らが墓場まで持っていこうと思っていたことを半分あんたたちに背負わせたんだ

関連サイト
国立療養所 沖縄愛楽園

サイト内検索
カテゴリ
お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。