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書評『沖縄 アリは象に挑む』

書評『沖縄 アリは象に挑む』

沖縄アリは象に挑む

由井晶子著
七つ森書館
定価:1,800円+税/発行年月:2011年06月
A5判/並製/256ページ

私自身が、選挙権というのを持ってから行かなくては!と自分の権利を意識したはじめての大きな選挙、1998年の沖縄県知事選からアリは沖縄だけじゃなかったんだ!と沖縄県民が知った、3月の東日本大震災及び原発事故の直後までがまとめられたのがこの本「沖縄 アリは象に挑む」です。

この本は今までの基地問題の本とは違い、冷静な視点・それを時系列でまとめられているからなのでしょうか?こちらもあまり熱くなりすぎず、忘れていたり絡まっていた記憶が解きほぐされていくような感覚で読み進める事ができました。

その13年前の選挙で敗れてしまった大田氏をはじめ 歴代沖縄県知事、各市町村(特に 宜野湾市、名護市)の苦悩の様子。これまでは何でそういう事に応じたのだろう?と否定的な所しか見えてこなかったのが実はその裏で彼らも精一杯日本政府やアメリカに抵抗し主張し続けてきてくれていた事を知る事ができました。

本当にこの13,4年というのは沖縄が日本に(アリが象に)一生懸命くらいついて来た年月だったんだなと・・・・・・その間にも米兵による様々な事件・事故が起こり普天間と辺野古で揺さぶられ続け、アメとムチの間を揺れ動いてきたのですね。その結果が現在の普天間基地移設問題の膠着という現状なのだと思います。

最後に、この本の表紙を飾る色鮮やかな紅型に触れたいと思います。照屋勇賢「結い You-I」と題されるこの作品。よく見るとそこには飛行機とジュゴンが描かれています。

この飛行機は人を楽しませる為のものでしょうか?それとも・・・・・・

このジュゴンたちは幸せなのでしょうか?それとも・・・・・・

この本を読んだ後もう一度表紙を眺めてみるとそう問われているような気がするのは私だけでしょうか?

(多田明日香 Book Cafe Bookish オーナー 2011/9/17)

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