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座間味のコトー 離島の真相(4)ゆれる座間味 もうひとつの顔~観光の目玉 シーミーとハマウリ

座間味のコトー 離島の真相(4)ゆれる座間味 もうひとつの顔~観光の目玉 シーミーとハマウリ 2007/05/01

役場の不祥事から怪文書、そして医師の辞意へと揺れる座間味島。4月は島にとって大切な行事が重なる。今回は観光の目玉をスケッチすることで別の角度からこの島の「今」を伝える。



役場の不祥事から怪文書、そして医師の辞意へと揺れる座間味島。私は4月に入り計3回に渡り島を訪れた。その期間は島にとって大切ないくつかの行事がちょうど重なっていた。今回はそれらをスケッチすることによって、別の角度からこの島の変わらぬ「今」を伝えてみたい。

 (前回記事:離島の真相(3)シマはうごくか 辞意説明に200名の村民

 那覇市泊港からフェリーで2時間(高速フェリーで1時間)、座間味島へは気軽に渡ることができる。周辺の有人・無人島を含めた慶良間諸島はダイビングのメッカとして知られ、中でも座間味島を訪れる観光客にはリピーターが多い。美しい海に魅せられる者がその大半だ。

 旧暦3月清明の節に行われる「清明(シーミー)祭」は、墓前に親戚一同が集まりご先祖にお供えをしご馳走をいただく。神聖でありながら同時に和やかな沖縄独特の行事だ。

 旧暦3月3日(今年は新暦4月19日)の「浜下り」(ハマウリ)は、浜に下り海水で身を清め、御菓子や重箱を持ち寄り遊んだという元々は女性の行事だという。現在では家族でご馳走を食べ、潮干狩りをするのが一般的だ。

 「座間味は、シーミーと浜下りを同じ日にすませるんです。島外から来る縁者のために、二度手間にならないようにという生活の知恵です」と住民の一人に伺った。

 19日(木)の日程は、午前中から午後にかけてシーミーをすませ、干潮の午後3時頃に潮干狩りをして楽しむ。神々が宿る聖なる場所である御嶽(うたき)が向かいの無人島の安慶名敷(アゲナシク)島にあるので、そこまで船で渡りシーミーそして潮干狩りを行う島民もいる。

 一方「流れ舟(ナガリブニ)」といわれる船による海上パレードが行われ、安慶名敷島で潮干狩りを楽しんだ面々は帰りの途上でこれに同船し、座間味港へ帰る。船上ではみな三線(サンシン)を弾き、歌い踊る。港でも同じようにカチャーシー(お祭やお祝い事の最後に早弾きの三線に合わせて参加者全員で踊る踊り)を踊りこれを迎える人たち。輪を描く船の帰還とそれを迎える島人の交歓を見ると離島民でもない私まで心を動かされる。

 翌21日(土)は待ちに待った海びらき。快晴の下、会場の阿真(あま)ビーチは海も空も目を瞠るブルー。この一帯は昨年ラムサール条約に登録された。「海と人と自然の調和」を今年のテーマに、住民に加えて観光客も興味深げに加わった。

 阿嘉小中学校生徒によりエイサー(本来旧盆に行われる勇壮な楽隊)の演舞が披露された。日差しがまぶしいためか皆しかめ面で、それでも一生懸命踊る姿が可愛いく逞しい。BGMは今や定番となったビギンの「島人ぬ宝」。

♪いつの日かこの島を離れてくその日まで
 大切な物をもっと深く知っていたい
 それが島人ぬ宝♪

 小中学校しかない座間味村ではほとんどの生徒が高校進学時に島を離れる。この詞が現実となる。踊る子供たちもそれを見守る島人たちもそれをいわずと噛みしめているように思えた。

 その後はいよいよ初泳ぎ。村内3校の児童が合図と共にいっせいに白い砂浜を駆け出し海に向かう。冷たい海水に浸かり黄色い声が上がる。さっそく水掛遊びが始まる。皆精気に満ち活き活きとした表情をしている。

 最後に魚つかみどり大会。砂浜を掘りブルーシートを被せ水を注ぐ。そこへあらかじめ漁師が水揚げした色とりどりの魚を放す。それを子供たちがつかみどりする。周囲を囲む親たちの方がムキになっているのがおかしい。

 この時この場所はまぎれもなく平和そのものだった。この子らに将来島を託すために島人がするべきことはどんなことだろう? あまりにも夢のような光景と今この島で起こっているもうひとつの現実との対比に私は一瞬目が眩んだ。

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座間味港に高速フェリーが到着。昨年は約8万5千人の観光客が島を訪れた。

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海上で輪を描くように航行する船とカチャーシーを踊り迎える住民。19日座間味港。

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島人しかいかない穴場の潮干狩りポイントを訪れてみた。残念ながら収穫ゼロ。
地元オバアも「今日は獲れんさー」というから仕方ないか。20日。


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海びらきに先立ち神人(カミンチュ)と呼ばれる聖なる儀式を司る人たちによって、
海の安全祈願が行われた。21日阿真ビーチ。


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エメラルドグリーンの海をバックにエイサーを踊る小中学校生徒たち。

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「それ行けー!」とばかりに海に向かって駆け出す子供たち。

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海水はちょっと冷たいけど気持ちいい。

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大物をつかんで得意顔の子供。

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