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沖縄の地震・津波被害想定見直しを

「ナマ(今)とぅびぃん! オルタナ・クール」第13回

録画はこちらから

日時:5月20日(金)19時~21時
場所:カフェcello (那覇市泉崎)

○OAMダイアログ
タイトル:沖縄でも起こりうる地震と津波に備えよう
ゲスト:中村衛さん(琉球大学准教授・地震学)

中村衛さん


沖縄は地震がなく安全だと思われてきたが、実は日本で起こる地震の16%は沖縄で発生している。ユーラシアプレートの上にある沖縄本島に対し、南北大東島の下にあるフィリピン海プレートが滑り込んでいるが、そこでひびが入ると地震が発生する。昨年2月に沖縄本島近海で起きた地震はこれによって起こった。

沖縄が将来強い地震にあう可能性をみると、30年以内に震度6弱の地震が起こるのが那覇市で24・9%ある(東京の新宿で19%)。つまり地震が起こる可能性が高いが、建築物の耐震基準は低く、特に築30年以上の建物は危ない。東京の基準では危ないが沖縄ではOKということもありえる。

沖縄を襲った巨大津波としては、八重山津波(1771年)があり、石垣島には30メートルの津波が押し寄せ、人口の半数近くが死亡した。沖縄のような島嶼地域が津波にあうと、情報の伝達が滞り、空港は水没し、港周辺は瓦礫が散乱し、外部からの救援活動ははかどらない。

現在調査しているのが、沖縄本島南約100キロの琉球海溝で断層がありそうだということが分かってきた。その断層の大きさは明らかでないが、M8・5規模の地震が起これば15分程度で沖縄本島東海岸に到達し20メートルの津波となり、20分程度で那覇に10メートル前後の津波が来る計算になる。

沖縄県の地震予測は最大でM7・8を予測しているが、これは過去の与那国島の地震を基準にしている。このように地震予測は前例を基準にするため、それ以上の高めの予測をすることは説明責任も伴い難しい。

もし那覇市内を高さ10メートルの津波が襲ったら、沿岸部をはじめ、空港や県庁の2Fあたりまでも水没する。行政による現在の想定はいずれも修正する必要がある。那覇は300年前は干潟だった地域があり、そこは昨年2月の地震がそうであったように揺れやすい。

4月に東日本大震災の調査をした。まだ分析中だが、なぜこれほどまでの被害がでたかをいうと次の4点が挙げられる。①過去の大津波を基準にしていた②防波堤が安心材料になった③地震が起こっても逃げなかった④頻繁な津波警報がオオカミ少年効果を作ってしまった。

では沖縄として何をすべきか?被害想定を見直すこと。避難場所の点検・確認をすること。一週間に一度防災教育を実施(避難訓練だけでなく各教科の中で関連付けた内容)することなどが挙げられる。

(文責:西脇尚人)

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