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書評『沖縄苗字のヒミツ』

書評『沖縄苗字のヒミツ』

沖縄苗字のヒミツ

武智方寛著 ボーダーインク
2011年3月7日発行 

〈金城〉をキンジョウと読む。それが当たり前で育ってきた私にとって、沖縄の苗字ってそんなに興味持たれているのだろうか?何がヒミツなのかが不思議で、巻頭「はじめに」にあるように実際にインターネットで「沖縄」「苗字」で検索をかけてみました。すると、本当に出てくる出てくる・・・・・・沖縄の歴史的見地から単純に沖縄病の観光客の視点からダジャレまでと様々なサイトやブログがヒットするのです。
 
本当に沖縄の苗字は注目されているんだ!それを確認し、はじめてなぜそんなに不思議なのかを知る為に読み進めました。

沖縄(琉球)は琉球処分・沖縄戦といった歴史の中で翻弄されてきた事はなんとなくこれまで読んできた本などの情報から知りはじめていたけど、それは民の生活や言語だけでなく、苗字までもがその渦中にあったというのです。

「大和めきたる」苗字を禁止され、2文字の苗字が3文字に変えられたかと思ったら(薩摩によるものと通説となっていますが、まだ検討の余地ありとの事です。)戸籍の誕生とともに、地名のようなものや屋号が苗字として登録されたのはいいが、読み方や発音が方言のままだった為 日本語による読み方、読み替えが行われるようになったというのです。それはわずか100年程前の事、100年前には〈キンジョウさん〉〈ヒガさん〉と呼んでも誰も返事をしてくれなかったというのです。

「大和めきたる」苗字を禁止されたのも、読み替えが行われたのも本土による沖縄への差別や偏見から来たもので、それは、わずか50年程、そして戦後の混乱で現在の読み方にいつのまにか統一されていったという沖縄の苗字達。私からするとその方が不思議でなりません。

でも そんな差別や偏見の中、沖縄の独自性を『ユニークネス』と呼び、誇りを持って沖縄学に取り組み続けていたという伊波(イファ)普猷のような人がいたから、沖縄の独自性が守られた部分もあり、それが沖縄の苗字は不思議・おもしろい・かっこいいに繋がっているのかもしれません。 

次は県内の地域・地域独自の苗字などの話も読んでみたいです。

(多田明日香 2011/5/5)

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