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福島原発事故 内部被曝について正確な情報を知ろう 4

4/24配信 福島原発事故 内部被曝について正確な情報を知ろう 2-2

内部被ばく4

【話者】
矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授(以下:「矢ヶ崎」敬称略)


<00:42:22より続きです>



矢ヶ崎:
内部被曝について、いよいよこっちに焦点合わせて話をしていきたいと思ってるんですが、内部被曝いうのは、ここに赤くやっているのが、放射性の埃ですね。放射性の埃を吸い込んだり飲み込んだりして、体に入った放射性の埃から放射線がビンビン出てくる。で、体の中から出た放射線で被曝するから内部被曝だと、そういう風に呼んでいるわけです。


で、基本的な概念をまずつくっておきたいと思うんですけれども、この絵は分子がどういう風にしてつくられるかっていう話なんですが。水素の原子が二つあります。で、通常は水素分子H2(エイチ・ツー)という二つセットになる分子でいるわけなんですね。で、これの何で一つ一つ原子になってるものが、こういう形になるかと言いますと、これは一個ずついる原子のエネルギーの安定度がペアになると極端に安定化するわけですね。ペアになることによって非常に強い結合力が出ます。そうすると、この電子の結合力を媒介にして重い原子核をもった原子同士が繋がれてしまう。これが分子をつくっている電子の役割なんですけれども、放射線はここのペアになっている電子を

ぶち飛ばしてですね、分子そのものをこういう風に切断してしまいます。ペアになるからくっついていられる、このペアになる電子を吹き飛ばしてしまうものですから、ここで分子がちょん切られてしまう。こういう切断、分子切断がDNAに起こった時に、特に大事な問題になってきます。

DNAが、皆さんもう中学校の生徒さんも、こういう絵は見ていると思うんですが、DNAというのは全く同じ分子構造を持ってるものが二本セットになっているわけですね。で、この二本あるから細胞分裂なんかした時に確実に同じ遺伝子を再生出来ている。そういうことで二本あるわけなんですが、放射線によって例えば二つともここでちょん切られた場合、この、ちょん切られた場合、ちょん切られたDNAも生物の修復作用で元通りくっつくと、まあ珍しい(以後、数語聞き取れず)、ところがこういう風に二本以上、周囲を含めて、たくさん集中してちょん切られると、結ぶ、再結合していく、結ぶ相手を間違えてしまうわけですね。間違えてしまったものが体内で何回も同じような変遷を繰り返して20回、40回と繰り返して変遷をしてやっと発ガンしていくという風に言われています。だからその場合に個人的にも被曝していくから、何十年もかかる場合があるわけです。で、もう一つは、こういう切断されて組み違えてしまった場合、変性という風に呼びますが、DNAが変性されてしまったものはDNA自体が、変性されたものをそのまんまコピーしていく、そういう機能を持つことになりますんで、今いる人の子孫にも同じように、この不安定さが繋がっていってしまう、そういう恐れがあるわけです。

それで、先ほどの内部被曝と外部被曝について、えーっと、ここに外部被曝のバク、爆弾の爆を書いてます。ちょっと字が間違ってしまっている。これ、「お日さま」の日ヘンですね。これ、人がここにいて、放射線の原子がここにいる場合です。放射性物質からうちだされるものは、基本的に原子が違うんですけれども、原子の種類が違うんですけれども、3種類の放射線があります。α(アルファ)線というものと、β(ベータ)線というものと、それからγ(ガンマ)線です。このうちですね、アルファ線とベータ線てのはそんなに遠くまで飛ばないんです。で、ガンマ線はずっと遠くまで飛ぶんですよね。で、私どもの感覚っていうのはガンマ線が体を貫く、あるいはX線が体を貫くというと、すごく恐ろしい感じがします。刀で、槍で突き刺されるような、という感じがするんですね。でも、放射線がどういう風に体に害を与えるかっていうのは、先ほど示しました分子切断、なんですけれども。

実はガンマ線というのは一番優しい放射線なんです。なぜ短い距離しか飛ばないかって言うと、物質との相互作用が非常に密に起こるもんですから分子切断がギシギシと起こる。だから、ここで発射されたものはアルファ線ならば体の中では40ミクロンしか飛びません。40ミクロンしか飛ばないんだけれども空気中では4センチ5ミリ飛びます。でも、この飛んでる間に全てのエネルギーを分子切断に変えてしまって、自分はエネルギーを失ってしまうもんだから短い距離しか飛べないんです。電子線も全く同じですね。ガンマ線はところどころしか分子切断をしなくてエネルギーを余して体の中から外に出てしまう。そういうものであります。ですから、外部被曝というのは、ちょっとこういう距離が1メートルもあれば、もうガンマ線しかこない。しかも外部被曝の場合にはガンマ線の一本しか書いてないけれども、この中にたくさんの原子から、どんどんあらゆる方向にガンマ線が出て行きます。で、たくさん出される中で人間の体を向いた方向のものだけ被曝に関与するということですね。ところが、これが体の中に入ってしまうとどうか、と言いますと、ここでうちだされるあらゆる方向の放射線が全部体を被曝することになります。しかも短いものは集中して分子切断を行って、ガンマ線はまばらに分子切断を行いますけれども、こういうものも全部、体の中では被曝に効いてきてしまうんですね。こういうメカニズムを考えただけでも内部被曝の方が遥かに被曝量が多いということが分かります。

で、今ですね、非常に特徴的なことはヨーロッパの学者集団と日本やアメリカの学者集団が基本的にモノを見ている、あるいは科学をする姿勢が違う、ということになっております。内部被曝はですね、被曝の状況を「どうしてなんだろうな」って言って、考えていくと必ず行き当たります。で、ヨーロッパの学者集団、これECRR、ヨーロッパ放射線リスク委員会っていうんですが、これはちゃんと内部被曝も外部被曝も考慮して考察する、科学をやる集団です。この、人の科学姿勢に対して日本は内部被曝を否定してるんですね。内部被曝がないかあるかということよりも、法的に内部被曝を認めると大変なことになるいう、政治的判断あるいは原子力発電所から命令されて、そういうことを認めないという、そういう中身な対応してきますけれども、こちらは内部被曝を認めていないんです。

で、ECRRが、この期間、どれだけの人が亡くなったかというと何と6500万を越える人が亡くなったと言ってるんですね。これは、原因としては原爆もある、大気圏内核実験もある、原子力発電所もある。この数字に対して、日本で行ってる国際放射線防護委員会は117万です。この数字の差を見て下さい。これが内部被曝を認めるかどうかの差なんですけれどもね。内部被曝の方、ものすごい犠牲者が出ております。例えば、小児あるいは初期胎児の死亡ということに関しては、内部被曝を認めていない日本は、こういう人が放射線で死ぬはずがないんです。そういう突っぱりをします。

ところがミルクに放射性物質が含まれていて、それで赤ちゃんは内部被曝をするわけです。なんでミルクに放射性物質が入るかって言うと、牧場の草の上に放射性物質が降り注いでいて、それを牛が食べると、牛のミルクの中に凝結していくというメカニズムがあります。で、こちらの初期胎児の死亡というのは、お母さんが内部被曝をして、内部被曝をした放射性、内部被曝の原因になる放射性物質が胎盤を突き抜けて赤ちゃんのところまで行って、赤ちゃんのところで放射線を出すというメカニズムです。どちらもこちらは0(ゼロ)をカウントしておりますけれども、実にたくさんの死亡者がいるわけですね。むしろ初期の胎児、胎児死亡と初期胎児死亡、これは胎児死亡の方が多いんですね。

(つづく)

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