twitter @oam0

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

福島原発事故 内部被曝について正確な情報を知ろう 2

4/24配信 福島原発事故 内部被曝について正確な情報を知ろう 2-2

内部被ばく2


【話者】
矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授(以下:「矢ヶ崎」敬称略)




矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授:
こういう測定をしてきましたが、この、今写ってる場所は会津の田んぼを測定しております。一緒に測定にまわっているのは農民連の農家の方々ですね。今は若干特徴的なデータだけをお伝えします。


この測定例で(1)と書いてるのは福島市内のデータなんですけれども。同じポイントでの測定の値があれしておりますけれども。まず一番最初は朝、小雪が降っておりましたけれども、この7.0というマイクロシーベルト毎時という、この値そのものがかなり強い放射能を含んでるもんです。で、この時屋内に入ると大体半分に減りました。半分に減るというのは放射能のほこりがここにいっぱい空気中に俟っているわけなんですけれども、若干遠くから来る、遠くにある放射性の微粒子からはガンマ線が出ていて、それで家の中に入ると壁なんかに遮られてしまうものですから、家の中は半分ぐらいになる。大体どこで測っても外の半分が中だっていうのは変わりませんでした。同じポイントについてですけれども、この日、一日中西風が吹いておりまして、夕方は7.0、朝あったものが夕方は0.5に。

こういう測定結果そのものが非常に正直に実態を表しておりまして、放射線を飛ばす実態は、埃である。この埃がですね、放射性を帯びているという訳なんですけれども、たとえば1マイクロメートルという眼に認められるか認められないか、ものすごく小さい粒子なんですけれども。1ミリの1000分の1の大きさの直径を持っている場合でも、原子の数にすれば、この中に100万個の100万倍は含まれています。ですから一つの微粒子から連続的にピッ、ピッと、こう、放射線が出ている、それが風にあおられるとずーっと、海岸のほうに向く西風なんですけれどもね、海に運んでいってしまう。ただ、0になっていないのは土や土地の表面にですね、放射性物質が溜まっていて染み込んでいて、それでそこからガンマ線が出ているというような状態です。この日はですね、西風がずーっと一日中吹いていまして、南相馬市まで行ってきたんですけれども、この30キロ圏内で先ほど赤い色に示されているような所も、空気中の空間線量といいますけれども、これがほぼ昼ぐらいには0.5のレベルになっていました。ですから常時この汚染が進んでいるんではなくて、風向きやその他気象条件で刻々変化している。でも、汚染が強いというのは、そこにやっぱり埃が、放射性の埃がついてくるっていう、いつも襲ってきているという、そういうことであると思います。

2番目はですね、田んぼの上を、土地を、土の汚染状況を探ったもんです。空気中が0.3、それで田んぼの稲藁の上から測ると0.61、空気中の線量と土の表面からの測定っていうのは、必ず外にあった場合には田んぼの方が必ず高い値を示しておりました。この場合、稲藁がですね、うんと薄く敷いているだけだったんですが、稲の藁を取り除くだけで大体3分の1はなくなってしまっています。で、2センチ掘ると半分の値になる。ということで、もし子どもたちを学校に授業させるということになったら、校庭の土を上から2センチ取るだけで半分以上はきれいになる。深さ10センチ掘っても必ず通常の値の10倍以上は汚染されておりましたけれども、そういう具体的に放射線被曝からまぬがれるという方法を、政府なんかはきちっと取るべきであると思うんですが、そういうことがあまりなされておりません。あと、子どもの様子についてはこの後お話するページを持っておりますけれども、もう一つ、このハウスの中の測定も致しまた。

ハウスというのはずっと原子炉が爆発して以来、閉じられたまんまだっていうことを言っておりましたけれども、空気中が0.35、表面の土が0.19というこの値は外の状況と逆転している関係でありました。表土が0.19、ところが植わっている小松菜の上から見ると0.25いう表土よりも高いですね。これは外の場合でも表面の土とそこに植わっている雑草を比べると雑草の上からの方が遥かに高いですね。植物は空気中の炭酸ガスを取るために一生懸命、空気を葉っぱの中に取り入れて、それで炭酸ガスを取って炭酸同化作用をするんです。全ての地球の生物の一番元になる炭水化物や栄養をここで作っていくわけなんですけれども、そういう様子がこういうところもありました。小松菜などは周囲の汚染された放射性物質そのものを積極的に体に取り入れて、これを葉っぱから、あるいは根からということがあるんですけれども。そういう生物の営みがあるということがこういう汚染度でもはっきりしている結果になっています。放射性の、放射能の影響っていうのは生物、人間や動物だけでなくて植物もすごく大きな影響を受けます。

水についてなんですけれども、泉の今まで湧いていた分量が地震でも変わらなく続いている、地震の後でも変わらなく続いているというようなところはですね、非常にきれいな水が出ておりました。水道の水は表面をさらしながら流れてくる、そういう関係の取水のところは必ず汚染されていました。この汚染の程度は福島県内で「1対20」ぐらいの差がありましたけれども、福島県中全て汚染されているという状態でありました。


今、先ほどお見せした、この原子炉の破壊状態というのはチェルノブイリと同じレベル7という風に言われておりますが、同じようなところも違っているようなところもあるんですが、違っているようなところをここでちょっと整理してみました。まず、一番恐れられている炉心の溶融による核分裂の連鎖反応が起こっているかどうか。これはチェルノブイリの時には明白に起こったんですね。炉心の温度が福島の場合よりもすごく高いところまで温度が上がってしまって、燃料棒が破損して溶け出した核物質が炉心の底に溜まってしまって、それで核融合を起こしてしまったんです。で、大きな爆発が起こりましたけれども、その時に、核分裂した時に、ものすごい熱が出ますんで、炉心を溶かして穴を開けて、それを更に4メートルもあるコンクリートの床を貫いて一階まで落ちてしまったとそういうことが起こっているわけです。

で、これに対しまして、福島は連鎖反応、連続した連鎖反応というのは起こっていない……部分的に中性子が見つかったり、あるいは海水を入れた後、海水の放射化された原子が見つかったりしたというのは、部分的に核分裂が起こった証拠なんですけれども、大規模に大きな臨界量を越えたかたまりが出来て、それで連続して連鎖反応が起こった状態ではなくて、ごく部分的な連鎖反応が起こってる。で、放出された放射性の物質についてはですね、チェルノブイリの場合には核分裂に関するほとんどの放射性原子が飛び出しております。これは連鎖反応が起こって、すでにたまっているような原子炉の汚染物質の爆発と伴に外に噴出したもんですから、外で観察されるのもほとんど原爆の時に観測されたものと同じような成分がみつかっております。

それに対して福島はですね、主に沃素とセシウムが専ら報告されております。この二つはなぜ主に出てくるかというと、沸点・融点という そういう、モノが固体から水に、液体になる、水の場合は0度摂氏、それから沸点というのは液体が気体になってしまう、水の場合は100度摂氏なんですけれども、その沸点・融点がすごく低いんです。沃素の場合には157度摂氏で気体になってしまう。それからセシウムの場合には融点がすごく低くてほとんど室温で液体になってしまう。それで沸点そのものは567度というものですけれども、液体になってる状態でキープされるようになっているもんだから、どんどん燃料棒の覆いをガスとして突き抜けて外に出てしまうという、そういう状態が続いておりまして、福島では沃素とセシウムが主なのです。

で、破局のレベル、規模なんですけれども、チェルノブイリが比較されるのは、チェルノブイリが終結した状態と福島の今の状態が比較されてほぼ同じレベルだという風に言われてます。だから放出する量というのは福島はまだどんどん時間と伴に増えていくわけで、炉心の状態も本当に今のように上手く修復する方向で進んでいるかどうか、進んでいくかどうか、それがまだまだ未知数のところがたくさんあります。で、チェルノブイリはたった一機だったんですが、福島は4機も一緒に破局状態を迎えています。こういう点がトータルでどれだけ放射性物質が噴出したかどうかっていう、そういうところでは日本の政府の発表は10%から半分ぐらいまでの間というような、そういう曖昧な表現をしておりますけれども、外国の研究者はチェルノブイリの倍の既に5倍に及んでいるんではないか、というようなそういう見方もあります。

(続く)

コメントの投稿

非公開コメント

サイト内検索
カテゴリ
お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。