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基地のない沖縄をイメージするWSのためのメモ9

基地のない沖縄をイメージするWSのためのメモ9

〈空がある〉のように最も当たり前のことを疑うこと、嘘か本当か分からない別の非現実的な空間を作ること、この世界のありえない外側を考えること、そして枠の外に書いてあることと中身をすり替える、ずらすことに気づき始めたわれわれは、アーティスト・照屋勇賢の企みを楽しむことができよう。

“For the World to Come”と題された照屋の作品は、2004年に起きた沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事件に関わる。このとき米軍は事故現場、つまり沖国大を完全にシャットアウトし、大学関係者はもとより、宜野湾市長、県知事、県警、報道陣、そして日本政府さえも蚊帳の外に置かれた。沖縄の人々にとって、沖縄が依然として米軍統治下にあることを棍棒で後頭部を叩きつけられるように気づかされる瞬間であった。
For the World to Come

これに対し、照屋はこうコメントしている。

日本の警察あるいは政府さえ学内に入ることを禁じられる一方で、宅配ピザ屋だけは易々と中に入ることができた。
新聞記事を読んだ私は、しばらく空いた口がふさがらなかったが、同時にピザの箱が通用口の中と外をコミュニケートするメディアになりえるということに希望を見出した。
(西脇訳)


照屋はピザの箱の内側に墜落事件についての絵を描いてもらうワークショップを開催し、宜野湾市長を含む100人以上が参加し、その箱たちを展示した。

照屋がピザボックスという箱=〈内と外〉をモチーフに選んだこと、ピザボックスの外にある沖国大墜落現場をボックスの中にすり替えたこと、その絵は学内に入れなかった市長を始め沖縄の人々がワークショップで描いたものであること。そのワークショップは「ぼくらは薄着で笑っちゃう」リアルな非現実を喚起‐歓喜させる世界であったに違いない。

(西脇尚人)

(関連サイト):
yukenteruyastudio.com

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