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森口豁さん初の写真集を語る

森口@ジュンク堂
森口豁さん

1950年代より現在までヤマトーンチュとして「沖縄問題」を伝え続けてきたジャーナリスト森口豁さんの初の写真集発売を記念して、講演会&サイン会〈ジャーナリスト・写真家 森口豁 ~「アメリカ世」の沖縄、米軍統治下の不条理を生きるひとたちの叫び~〉が26日、那覇市のジュンク堂書店で行われた。

写真集は未來社刊「沖縄写真家シリーズ 琉球烈像」の第7巻にあたる。『森口豁写真集 さよならアメリカ』と題されたその内容は、27年間の米軍政下におかれた沖縄の貴重な写真の数々、離島の生活などが収められている。森口さんはその中からいくつかの作品をパネル展示して紹介した。

1960年代に撮影された伊是名島の砂浜での子どもたちの集合写真は、屈託の無い子どもたちの笑顔が印象的だ。いっしょに遊んだ後撮影したという。森口さんはその後2001年に島を再訪し、子どもたちのその後を追った。10人中8人と再会でき、島で土建業を営む人、本島でタクシー運転手をする人、名古屋でトラック運転手をする人など様々だったという。

ハンセン病に罹ったため集落から離れた場所に隔離された伊是名島の老婆のその後を伝える森口さんの語り口は淡々としているがゆえに、会場に集まった人たちに多くのことを伝えたことだろう。一度出会った人物に再びスポットをあてるという手法は、演出を担当した日本テレビのドキュメンタリーなどでも試みられる。決して一過性では終わらせない被写体との距離感は、森口さんの沖縄との関わり方の倫理性をうかがわせる。

森口さんは来年が本土復帰40周年にあたることについて触れ、「どうせまたマスコミが(一過性で)騒ぐだろうが、本来沖縄県民が望む形で復帰がなされていれば、『復帰何年』などと騒ぐことはないはず。もはや40年経ち、本土復帰を知らない世代が多いことを考えれば、今こそ復帰前を知ることが重要だ。これらの写真は、年表に現れない、行間に隠れたものを捉えている。ぜひ復帰前を知るために活用してほしい」と写真集発売の意義を語った。

また、フロアとの質疑応答では、「東日本大地震で米軍は『トモダチ作戦』などといっているが、本当に友だちなら普天間飛行場を被災者に開放すべきだ」と、震災報道で見失われがちな基地問題にもむすびつけてコメントした。

(西脇尚人)

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『森口豁写真集 さよならアメリカ』
森口豁の沖縄日記
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