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再処理工場の危険訴え~サイクラブ☆沖縄上陸!

再処理工場の危険訴え~サイクラブ☆沖縄上陸! 2006/12/23

変形変動アートパフォーマンス集団「サイクラブ☆」が沖縄に上陸した。青森県六ヶ所再処理工場(六ヶ所核燃料再処理施設)の危険性を全国へ訴えようと、12月22日冬至に沖縄から始まり、来年6月21日夏至に北海道へ、南から北まで龍のように北上するという。投げ銭ライブで廻るというアクション、名付けて「STOP!ROKKASHO 龍神祭」。冬至前に既に各地でゲリラライブを敢行しているエネルギッシュなサイクラブ☆とはどんなヤツラなんだろう?

 サイクラブ☆はアメリカ・マサチューセッツで生まれ、英国ロンドンを経て、現在日本で活動している。原型はジプシーパンクバンドだが、その土地その土地でメンバーも音楽も変わっていく変動形のアーティスト集団だ。今回の沖縄ツアーは中心メンバーの“ジュンコ”(ボーカル、ギター、トランペット担当)と、ジュンコと今春出会って以来活動を共にしている“きじは”(ラップ、ギター担当)というフットワークの軽い2人編成で、後から遅れて数人が加わる予定だとか。

 かつてジュンコはアトピー性皮膚炎に罹り日本を脱出、マサチューセッツでの自然療法で癒された経験を持ち、以来環境への意識が高まった。そんな彼女にとって六ヶ所再処理工場問題は自分の生命、そして地球の生命が直接脅かされる重大事に他ならない。危機感を持った彼女はその足で10月に単身六ヶ所村を訪れたという。

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トランペットを吹くジュンコ(左)とギターを弾くきじは(右)

 「日本ではアトピーに悩まされ、同時に社会に対し強いストレスを感じていた。そんな負の要素が六ヶ所村にシステム化されていることがはっきり分かった。自然を潰して再処理工場を建設するという、いってみれば人間の負の部分を六ヶ所村が背負っているように感じられた。そんな状況に対して自分のできることは、クリエイティブなエネルギーを仕掛けて破壊を止めること」とジュンコは語る。

 2人とも沖縄を訪れるのは初めてだという。印象はどうだろうか?「北谷(ちゃたん)町の海に行った。きれいな青い海に感動したけど、埋立が目立って残念。その美しい海の上を飛ぶ米軍機にはさらに驚かされた」と沖縄の現実を目の当たりにしたきじは。

 「そういった“悪”の部分がよく目に見える。そういう場所だからこそ、私たちのメッセージも身近なものとして感じてくれるのでは。実際ライブをやってみても、沖縄は一番手ごたえがある。唄っていてもリアルさを感じる。米軍機が飛んでいるこの場所でこちらの想いをストレートに伝えたい。そしてそのエネルギーを自分たちがメディアになって北上しながらそのまま他の地域へ持っていきたい」とジュンコ。

 糸満市「ゆっくい茶処 おおしろ」での18日のライブでは、ランチタイムに約20名のお客さんがソバを啜りながらサイクラブ☆の音楽を楽しんだ。哀愁を帯びたジュンコのトランペット・ソロから始まるジャズアレンジの「六ヶ所ララバイ」では、客席とのコール&レスポンスも交えながら自分たちのペースに引き込むパフォーマンスが流石だ。張りのあるジュンコの歌声は母性を感じさせまさにララバイに相応しい。1音1音、音を紡ぐようなきじはのギターが、自立しかけた1人っ子のように一定の距離を持って隣に寄り添う。「犬の散歩とくるみ拾い」は孤独を愛でるバラード。繊細な季節の移ろいを感じさせ、スローな日常を想起させ郷愁をくすぐる名曲だ。

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沖縄から青森まで届けというように、片手を振り上げ「STOP!Rokkasho Lullaby~♪」と唄うジュンコ

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「そばをすする前で演奏するのはさすがに初めて」とサイクラブ☆。新鮮なパフォーマンスとなった

 今回の糸満ライブをサポートした民宿スタッフの福永さん夫妻(愛知県出身)は「自分たちは特技を持っているわけではないが、何か社会にとって沖縄にとってよくなることをやりたいと思って沖縄に来た。サイクラブ☆をサポートすることでその第1回目が果たせたかな」とライブの無事終了にほっとした様子で語った。

 ライブの情報を知らずに昼ごはんを食べにきた男性客の1人は、そばを食べる手を休めパフォーマンスに集中した。「活動はよく理解できた。がんばってほしい。同時に沖縄の基地問題も感じて下さい」と客席からエールを送った。沖縄ならではの反応だろう。通常こういうケースでよくある反応が「このような事実があることを初めて知って驚いた」と自ら反省するパターンだ。沖縄の側からすれば「それはそうだろうが、そういうあなたは沖縄の問題をどれくらい知っているのか?」と問い返す「戦後」の経験を持っている。サイクラブ☆にはこのレスポンスを新たな糧として、六ヶ所村に加えて沖縄の問題も本土へ伝えるべく音の旅を続けて欲しい。

(西脇尚人)

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