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住民弾圧の道具にするな 高江通行妨害禁止訴訟

住民弾圧の道具にするな 高江通行妨害禁止訴訟
信じられない裁判中の工事強行も


米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江区へのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)新設で、事業主の沖縄防衛局がヘリパッド建設に反対し座り込みを続ける住民2名に対し、通行妨害禁止を求めた訴訟の第6回口頭弁論が26日、那覇地裁で行われた。

住民側は、防衛局側が主張する「妨害行為」がいかなるものか具体的に明かさず、裁判を空転させていることは司法を住民弾圧の道具としていることにほかならないこと、裁判長が「対話をもって解決してほしい」と述べているにもかかわらず、昨年12月22日に工事を強行したことは、理性をもって解決すべき問題を実力行使で応じたことであると抗議した。

酒井良介裁判長は、裁判の争点を明確にするために、まずは防衛局側が主張する「所有権侵害」にスポットを当てた。そもそも当該箇所に対し国は所有権を有するのかと。

これに対し、住民側は意見を述べた。防衛局側は「その線(N4地区にひかれた赤いラインのことか)から向こうには入れない」」と現場で主張したが、同時に米軍の排他的管理権があることを認めている。もしそうであれば国は勝手に通行できないはずで、所有権を主張すること自体が矛盾していると意見を述べた。

酒井裁判長は、被告以外の第3者の行為も審理対象にしていることについて、「行き過ぎではないか」と意見を述べた上で、防衛局側に対し、今後提出予定の証拠関係の有無を問い質すと、防衛局側はこれ以上主張はしないと答えた。

同時に、防衛局側は、これまで提出した動画にはマスキングがしてあるが、マスキングするべきか否か検討中だとほのめかした。

これに対し裁判長は、「本来なら動画は編集を加えないほうがよいが」というと、住民側は、「この次期になぜ動画を提出するのか納得できない。第3者には肖像権がある」と反論した。

また、裁判長は、裁判の迅速な進行を促し、8月下旬に集中審理を行い証人尋問をすることを提案した。

裁判が終わりかけたころ、信じられない事態が発生した。高江の現場で工事が強行されたとの一報が入ったのだ。即座に住民側弁護団が抗議した。

終了後、この暴挙に対し、裁判を傍聴していた怒りが治まらない住民側支援者らは、裁判所ゲートで防衛局職員を待ったが、防衛局職員はこそこそと逃げるように退出した。

住民
まさかの工事強行に怒る市民 那覇地裁前

住民らが訴訟に出向き現場が手薄になることをみこしたかのような工事再開について「ヘリパッドいらない住民の会」の安次嶺現達さんは、「まさかとは思っていたが驚いている。どんなに汚い手を使ってでも強行しようということなのか」と怒りをあらわにした。

この後の現場の動きについては、高江のブログ「やんばる東村 高江の現状」をチェックしてほしい。

「やんばる東村 高江の現状」



防衛局側は、証拠提出する動画をマスキングするか否か検討中だとほのめかした。私が「ほのめかした」と書いていることに注意してほしい。マスキングをはずし、防衛局側が主張するところの「第3者の妨害行為」を明らかにするか否かは自分たちの裁量次第である、と私には聞こえた。しかもなぜそんなことを今頃になっていい始めるのか?これこそが市民運動への恫喝ではないだろうか。

かねてから指摘されているように、今回の沖縄防衛局が通行妨害禁止を求めた訴訟は、「スラップ訴訟」そのものである。スラップ訴訟情報センターによれば、スラップ訴訟とは「公の場で発言したり、訴訟を起こしたり、あるいは政府・自治体の対応を求めて行動を起こした権力を持たない比較弱者に対して、企業や政府など、比較優者が恫喝、発言封じ、場合によってはいじめることだけを目的に起こす、加罰的あるいは報復的な訴訟」のことを指す。

スラップ訴訟情報センター

沖縄防衛局職員によって撮影された、高江で反対運動をしてきた多くの「第3者」たちが、裁判の中で改めて自分たちの姿を証拠として曝け出されることは、たとえそれが正当な行為であったと自覚していたとしても、彼ら/彼女らを精神的に萎縮させることはありうる。しかもそれを出そうか出すまいか、もったいぶった態度を示すというやリ方においては。

逆にみれば権力側にとって、「第3者」が増えることほど恐ろしいことはない。だからそれを防ぐために威嚇するのだ。しかも、法廷という理性が支配する場で堂々と。審議中、住民側弁護士が、防衛局側に対して苛立ちを抑えきれず、大きな声を出す場面があった。それは、理性が最も尊重されるべき場において、それを確信的に軽視しようとするかのような国の代理人の態度が許せなかったからではないか。

(西脇尚人)
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