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新しい繋がりを求めて 琉球ニライ大学開校

校舎がない。先生は生徒にもなれる。産官学の自在な組み合わせによる連携も可能。そんな自由な発想の生涯学習プログラムを実施する琉球ニライ大学が21日開校した。同大学は、個人の趣味や技術の習得を目的として一方的に学ぶ、教えるのではなく、ある一つの授業という同じ興味を持って集まった参加者同士が繋がり、熱く、楽しく盛り上がることを目指す。

当日は国際通り周辺のカフェや屋外をキャンパスにして、「歴史さんぽ・長虹堤編」「まちのたねの探し方」「IT企業社長と熱血対談」など9コマの授業が開始された。このうち、カフェプラヌラで行われた「カフェで学ぶ、WEB流・情報整理術」では、吉田コマキさん(WEBデザイナー、アートディレクター)が先生を務め、効率よく情報をデザインする方法についてのワークショップを実施。十数名の参加者が、会場となったカフェのホームページをつくる企画会議を、数グループに分かれて実演した。

情報整理術
WEB流・情報整理術 右端が吉田コマキさん

吉田さんによれば、会議で重要なことは、まず各自が共通認識を持ち、それをいったん拡散させ、次に収束し、最後に同意を得るプロセスを踏むことだという。実際参加した感想をいうと、途中の拡散・収束を取り入れることによって、発言権の高い人の意見が通り易くなることや、議論が噛み合わず停滞することなどが回避される点などに利点があるようだ。

ニラ大
開校式

所変わって那覇市のてんぶすホールでの開校式では、開校までの経緯説明、授業の体験レポート、関係者の意見交換などが行われた。プロジェクトの本家であるシブヤ大学学長の左京泰明さんは、「琉球ニライ大学はシブヤ大学の姉妹校だが、決してそのコピーではない。自分たちなりの大学を創ってほしい」とエールを送った。同じくシブヤ大学理事の伊藤剛さんは、「次回は仲間を連れて生徒として琉球ニライ大学へ参加したい」と語った。

開校式終了後、学長の新里玲王奈さんは、「琉球ニライ大学は学びのネットワークということで、人と人との繋がりを大事にして行きたいです。授業を通してみなさんと沖縄の未来を意識したり、未来に繋がるような事ができたら良いなと思います」と抱負を述べた。



琉球ニライ大学とカルチャーセンターとの違いは、「繋がり」というキーワード、双方向のコミュニケーション、行政、企業、NPOとの連携などにある。このあたりをしっかりと打ち出していけるかどうかが成功の鍵となるのではないか。その意味で私が関心を持ったのは、この場に集まった参加者(先生・生徒)の顔触れであった。

繋がる単位として地域コミュニティーと関心に基づいたコミュニティーがあるとして、前者での関係性が濃厚だというのが沖縄の一般的なイメージである。しかし、近年の状況として、そこにいながらも関係性が希薄であったり、希薄ではないにしても外部への欲求があったりという人たちが増えている。ところがその人たちが繋がる場が不足している。後者の関心に基づいたコミュニティーが依然として萌芽状態にある。この日集まった面々は、いわば「分散された個」として新しい繋がりを求めている人たちではないか。これらの人々が想像以上に多いという感触を得た。これからの沖縄は、分散された個が求めるニーズをいかに顕在化させるか、満たしていくかが問われている。その意味で、琉球ニライ大学は生まれるべくして生まれたコミュニティーツールなのかもしれない。

琉球ニライ大学




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