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外に出て、自分を見つめ直し、経験を生かす

外に出て、自分を見つめ直し、経験を生かす
沖縄若手起業家・連続インタビュー第1回
オーマイニュース掲載 2006-09-22


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自宅オフィスでの仕事風景

SNSサイトmixiで集まった若手起業家9人が、LLPという新しいコラボレーション型事業体で帽子店をオープンさせたニュースをお伝えした(「仕事がなければたちあげようぜ!」)。起業までの経緯を中心とした内容だったが、私の興味は尽きなかった。そこに集まったメンバー1人ひとりの声が聞きたい。その職業観やライフスタイルを表現したい。それらを聞いて「沖縄で若者が起業する可能性」について、少しでも情報を提供したい。そんな思いが強くなった。そこで再取材を申し込んだところ、COLORSメンバー6人全員から承諾の返事をいただいた。感謝したい。

 前回に引き続き広報・経理を担当する友利真由美さん(30歳)をご紹介する。オープン以来私の取材以外にも地元メディアの取材が殺到した。その対応に追われ、めまぐるしい日々を送ってきた。

 宜野湾市出身の友利真由美さんの本業はファイナンシャル・プランナーだ。今年5月に独立したばかりの「お金のホームドクターです」。「税金、年金、保険、給与明細の仕組みなど、実はよく分かっていない人が多い。自分もかつてそうだったが、調べてみていかに損をしているかが分かった。だからそういう人たちに分かって欲しい」と動機を語る。

 経歴を短く紹介しよう。大学卒業後本土で就職、1年後沖縄に戻った。3年間官公庁で事務職を経験、その後2年間は大手不動産会社で営業職を務める。インターバルを挟み、地元の建設会社で働いた。不動産会社に勤めていたとき友人や知人から不動産についてのアドヴァイスを求められることが多かった。「相談業務ができればいいのに」と気付いたことが、ファイナンシャル・プランナーという現在の仕事へ結びつく。

 そんな友利さん、mixiのコミュニティ「沖縄起業家コミュ☆起業しよう!」で集まった面々を見て、とても可能性を感じたという。「モチベーションが皆同じレベルで、自営業者同士なのでなにかと融通が利くことが利点だと思いました」

 その後実際にオープンしてどう思っているのだろうか。「あらゆる点でまだまだです。だから逆に工夫し甲斐がある。こんなに楽しみながら仕事をしていいのだろうか?と思ったりします」とプラス思考だ。「みんなそれぞれ目的が違うはず。私は前から独学していたマーケティング理論を実際に試せる場として利用させてもらっています(笑)」としっかり者の一面を垣間見せる。

 沖縄での起業の可能性についてどう思うか? 「埋もれている優秀な人材が多いはず。でもそういう人たちは可能性のある県外へ目が向きがちなのは事実。いったん県外での経験をして、その後Uターンしてその経験を活かしつつ、沖縄の中でもネットワークを作って情報交換していけばいいのに。沖縄は現在二極化していると思います。いったん県外へ出て経験を積んで戻ってきて起業する人。一度も外へ出ることなく、親からの援助など甘やかされた環境で起業する人。結果は見えてますよね」。結婚して独り立ちした長男に、嫁には内緒で小遣いを与える親がいるという。長男尊重で身内に甘い慣習だ。

 沖縄の企業は大部分が零細中小企業で占められる。その中身はサービス業偏重という特徴がある。起業率が高ければ廃業率もまた高い。新しい食堂ができたなと思ったら半年も持たずにシャッターが閉まる。その同じ店舗にまた新たにそば屋ができる。街角でよく見かける光景だ。「○○、最近見かけないがどうした?」「居酒屋をオープンさせたけどうまくいかず、資金も使い果たしたってば。今頃内地に出稼ぎに行っているはず」。そんな会話を聞いたことがある。

 友利さんのものの見方には趣味のバックパック旅行の豊富な体験が影響を与えている。「海外に行くと必ず尋ねられます。『あなたの宗教は何? あなたの国の文化について教えてほしい』と。さまざまな価値観を持つ人々と言葉を交わし、自分の国について何も知らない自分を発見しました。外から日本を見ること、外から沖縄を見ることは、自分自身を見つめることにもなるのです。だから日本人には海外へもっと目を向けて欲しいし、沖縄の人には一度は内地へ出てみることをお勧めします」

 異業種からのバラバラな集まりの共同経営という中で、友利さんの客観的視点は貴重な財産になるのではないだろうか。そしてそれは沖縄で起業する上でも一つのヒントとなるに違いない。
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