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沖縄マグロレポート

沖縄マグロレポート
オーマイニュース掲載 2006-09-09


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水揚げされたばかりのマグロ

 沖縄の水産物の代表的なものを挙げろといわれて、あなたなら何と答えるだろう? 「モズク?」 それとも観光で訪れたことがあれば「海ブドウ」と答えるかもしれない。あるいはあなたがリピーターだったら「沖縄の県魚グルクン」と答えられるかもしれない。いやいやいや、これからは思い切りよく「マグロ!」と答えていただきたい。

 今回取材に応じていただいた沖縄県近海鮪漁業協同組合参事・新垣章さんによると、マグロは「沖縄県の水産物総生産の40%以上を占める」一番の産品だそうだ。その主な理由は、「県一円で、しかも周年獲れること」にある。

 だが、なんといっても一番の特徴は、「生」で陸揚げ、流通される点だ。9月7日早朝、那覇市港町の沖縄県漁業協同組合連合会地方卸売市場へと取材に行って確かめてきた。そこには陸揚げされたばかりの「生」のマグロたちが、漁師たちによって整然と並べられていた。白色トレイの上で均等にカットされた肉片ではない魚そのものを確かに確認することができた。こういう現場は一度は見ておくべきだろう。

 日本でマグロといえばいわゆる「マグロ船」で数カ月の遠洋漁業に出る、というイメージがある。それらは水揚げされた後、血抜きをされ、超低温で急速冷凍された状態で運ばれる。もちろんすべてのマグロがそうだというわけではないが、スーパーで買ったマグロが水っぽいのが、解凍時に出るドリップが原因であるならば、沖縄のマグロにはその水っぽさがないわけだ。

 戦後の沖縄は陸上開発、埋め立てにより沿岸部が急激に減少した。地先で生活できなくなった漁業者は漁場を求め、パヤオ(浮魚礁)など沿岸漁業で県一円を取り囲むようになった。そして、さらに範囲を拡げたのが近海漁業と呼ばれるものだ。マグロ漁はこの沿岸、近海マグロ漁を範囲とする。

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キハダマグロ。長さは1メートル弱か

 そんな沖縄のマグロ漁も様々な問題を抱えている。エルニーニョ現象による海水温の上昇、国の資源保護政策による漁獲量削減、台湾を中心とした無秩序な違法操業。そして最近ではイラク戦争による原油価格高騰を受けての操業コスト高。しかし輸入品の増加などで市場のマグロ価格の安値傾向が続き、販売価格への転嫁は難しい。

 後継者不足も深刻だ。県内の水産高校卒業生も、楽ではない仕事に根を上げ定着しないという。インドネシアからの研修生を受け入れてはいるが、これはあくまで国際交流における研修制度の範囲内だ。

 「県の取り扱い数量が1万3000トン、取り扱い金額が50億円。現在、ビール会社との提携により、県内で当該のビール購入時にマグロレシピを差し上げるキャンペーンを実施しています。また、今後は県の特産品として10月10日「トトの日」(魚の日)などで、イメージアップ作戦を展開していきます。海外に目を向ければ、中国、台湾など、マグロの消費が伸びていることは大きなメリットといえます」とポジティブな姿勢を崩さない新垣さん。新しい沖縄のブランド誕生なるか!


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