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書評 「名護の選択」

書評 「名護の選択
 海にも陸にも基地はいらない」


書評P 名護の選択

著者:浦島悦子
定価:1995円(税込)
発行:2010年6月

 私にとって辺野古とは、子供の頃の家族や学生時代友人達との
思い出の場所です。私が知って いる県内の海で最も美しく楽しい
記憶が残っているのが辺野古なのです。
その大好きな辺野古の海に米軍普天間基地移設案が浮上しました。それから15年、著者浦島悦子さんは名護の現場から移設問題に揺れる名護市住民の葛藤や怒りを中心に沖縄県民の動き、国や県の姿勢を報告してきました。
 そして本作はその著作シリーズの4作目。2008年の与野党が逆転した県議選から鳩山政権の誕生、政権への期待とその後の裏切り。
 2010年1月、名護の新たな未来を託す稲嶺進市長の誕生までを時系列で追った第一部「山が動く」。その他、沖縄の抱えるいのちの問題を取り上げた第二部「いのちをつなぐ」の2部構成となっています。
このシリーズを読んでいていつも不思議に思うのは「民意というのはどこにあるのだろうか?」「政治とは誰の為にある物だろうか?」という事でした。いつも国は横暴でやっている事は滅茶苦茶、住民の意見も聞かず、それどころか民意を振興策などで取り込み閉塞感をもたらすばかり。それがシリーズ4冊目の本書では県議選、名護市長選で民意が ひとつになり 動き出しました。
 それを受けてかどうか鳩山政権は 普天間基地移設を県外・国外と明言し、県民の多くはその政府の一挙 手一投足、固唾をのんで見守ってきました。結果として裏切られはしたもののその動きは県外・国外にも波及しているように感じられ ます。 
 どこかでこのシリーズは基地問題と環境問題を混同しているのではないかと言われてるのを見かけました。でも、この本の第二部を読んでもらえばわかると思うのですが、基地問題も環境問題も全て「いのち」という言葉で繋がっていることなのです。戦争がおこり沖縄戦で多大なる被害を受け、そして基地問題へと。泡瀬干潟と辺野古は同じ 沖縄の東海岸にあり繋がっています。やんばるの森の開発が赤土問題となりやはりその被害は海へと。それぞれ個別の基地問題だったり環境問題、経済問題ととらえられているがそうではないという事。ただ基地が来るのが嫌だから反対運動をしているわけではなく、いのちをつなぐために未来へつなぐために反対しているという事を著者は伝えたいのだと思います。

(多田明日香 2010/10/11)

                             
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