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「中年期」沖縄男性の健康の敵は肥満、飲酒

「中年期」沖縄男性の健康の敵は肥満、飲酒 2006/09/01

「琉球新報」8月29日付朝刊によると、那覇市はこのほど、健康づくりのためのライフステージ別リーフレットを作成した。市民の集まる機会に配布するほか、健康意識を高める催しなども開く予定という。

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「中年期」のリーフレット

 これは以前に紹介した「健康なは21」の啓発事業の一つ。「胎児・乳幼児期(0歳~5歳)」から「高年期(65歳以上)までの5段階に分け、5種類のリーフレットを作成したところに工夫がある。その中から、私自身の年代「中年期(40~64歳)」の内容を取り上げ、「長寿危機」の実態を素描してみよう。

 那覇市健康推進課の窓口でリーフレットをもらった。表紙には健康づくりのポイントとして、「健康管理を意識的に行い、生活習慣の見直しや高年期の生活、疾病予防を視野に入れて健康づくりを再設計しよう」と書かれている。

 中を開くと「中年期の健康課題」がグラフ入りで説明されている。「40~50代男性の2人に1人が肥満!」という見出しとともに、那覇市男性の45.4%が肥満(全国27.3%)、と棒グラフで示している。いうまでもないが、2人に1人が肥満とはとんでもない状況である。クールビズで全国的に認知度が高まった「かりゆしウェア」も、出っ張ったお腹が目立たないからという理由で着ている人も多いとか。

 次に「40代男性で、毎日飲む人が半数」の見出しで、円グラフによる飲酒頻度が色別に表示されている。40代男性の50%がほぼ毎日飲んでいるという。那覇市内を走る「ゆいレール」(モノレール)ができるまで、かつての軽便鉄道を除けば鉄道機関のなかった沖縄では、終電を気にしながら飲む心配もなく、特に都心部を中心に完全な夜型社会だ。仕事が終わった後、いったん家に帰り、シャワーを浴び、それから飲みに繰り出す、というのも当たり前の光景。駐車場付きの居酒屋が多いのも当たり前。電車内でへべれけに酔っ払ったサラリーマンの醜態を見ないですむのは良いが、飲酒運転の検挙率が高いのも、これまた当たり前。

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那覇市内の居酒屋。駐車場付きも珍しくない

 最後に「64歳以下で亡くなる人の割合が全国より高い」という項では、那覇市男性が29.6%(全国男性24.7%)と記されている。死亡原因として、男性の1位ががん、2位が自殺、3位が心疾患という順位。中年男性の自殺率が高いのが、目に付く。この箇所から、「のんびりおおらかに暮らしている」という南国イメージが、いかに偏ったものであるかが分かる。自殺には単純化できない複雑な理由があるだろう。その中でも、「慢性的な就職難から一家を支える大黒柱の自信がポキリと折れた時……」。私はまずそういう像をイメージしてしまう。その背景には沖縄経済の深刻な問題がある。

 そしてこれらの高いハードルをクリアするために、健康づくりのワンポイントアドバイスとして、食生活、運動、こころ、たばこ、健康管理などの具体的取り組み方が紹介されている。まずは身の回りから出来る範囲で続けることが、成功の秘訣なのだろう。

(西脇尚人)

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