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仕事がなければ立ち上げようぜ!

仕事がなければ立ち上げようぜ! 沖縄に若手起業家の「いまどき」帽子店
オーマイニュース掲載 2006-08-28


s-s-colors 店内風景

 8月21日、那覇市内に帽子専門店がオープンした。このCOLORSという名の帽子屋さん、ただの帽子屋さんではない。つい先日株式上場が発表されたSNSサイト「mixi」内のコミュニティから生まれたという「いまどき」の新しさがある。

 同社プレスリリースによると、特徴はその他にも
 ○違う分野ですでに起業しているメンバーが集まった集団
 ○県内ではまだ数例しかないLLPの設立
 ○県内の若手起業家のネットワーク構築を目的とする
 と盛りだくさん。

 LLP(Limited Liability Partnership)=有限責任事業組合とは、個々の技術やノウハウ、資金、労働力を生かしたコラボレーション型の事業体で、今年5月に設立された。小資本で異業種の人たちが専門分野を生かせる共同事業に向いている。
 例えば飲食店オーナー、有機野菜の生産者、町づくりコンサルタントが共同でオーガニックのコミュニティカフェを立ち上げる、といったケースなどだ。

 今回COLORS広報担当の友利真由美さん(30歳)、メンバーの一人、紺野昌彦さん(35歳)に話を聞くことができた。実は私自身、起業形態としてLLPには以前から注目していたので、個人的にも興味津々!だったのだ。
 
 COLORSは国際通りにある沖縄三越裏のビル1階に位置し、約45平方メートルの店舗に約400種類の帽子を並べている。お洒落で若者にアピールする品揃えが2000円前後のちょうどイイカンジの価格設定で、ついつい目移りしてしまう。

 若手起業家9名による共同出資・共同経営という事業形態ということだが、メンバーの内訳はアパレル経営者、プロアフィリエイター、携帯サイト運営者、ファイナンシャルプランナー、美容室経営者、フリーライター、ネット通販運営者、グラフィックデザイナー、雑誌デザイナー、マリンショップ経営者など、みな自営業者の集まり。9人全員が交代で店長となることにより人件費を抑え、その分「驚きの安さ」を提供できるという。

 9人の出会いは、紺野さんが4月13日に立ち上げた「mixi」のコミュニティ「沖縄起業家コミュ☆起業しよう!」(8月27日現在で参加者193名)。つまりそれ以前は赤の他人だったわけだ。ということは出会ってから4カ月でゼロから起業してしまったということになる。

 1回目のオフ会(初顔合わせの飲み会)が6月下旬。そのときは「何かしたいですね」という漠然としたものだったそうだが、2回目のオフ会で勉強会を開催したのが7月上旬、以降勉強会を重ね7月上旬に共同経営の話が上がり、8月4日に帽子専門店をやろうということが決まり、21日オープンという流れ。う~ん、あなたは信じられますか?

 「全員のモチベーションが同じ位置にあったことが大きいですね。それぞれ既に仕事をもっているのだけれど、それ以外の仕事がしてみたい、違う業種、違う可能性を追求したいという」と語るのは、自身も古着屋やアジア雑貨2店舗を経営する紺野さん。
 「それと同時に自営業というのはサラリーマンのように約束されたものがないわけで、その辺が少し不安なんですね。だからそれ以外で月に3万~5万でも稼ぎがあればなあという欲求もまたあるわけです」

 友利さんはファイナンシャルプランナー。ほかにライターもしている。「本業もまだまだ準備段階ではありますが、自分にとって足りないものを他のメンバーが持っている。そこに新しい可能性が感じられ、ワクワクします」と充実した表情だ。
 
s-colors帽子

 帽子店を選んだ理由は「たまたまメンバーの多くが帽子を被っていたから」という軽~いものだが、同時に「日差しの強い沖縄では需要が多いはずだが専門店が少ない」というビジネスチャンスを逃さない冷静な目も持っている。

 「沖縄で起業する若者の発信基地になりたい…」
 プレスリリースにあるキャッチコピーだ。沖縄の失業率は現在8%弱。若者の就職難は沖縄の将来像を暗くしている。そして、それは数字では現れない根の深い問題を含む。省庁主催の地域支援事業、ベンチャー支援事業などは県内でも盛んに行われている。
 沖縄の若者向けに、それらがどれほどアピールしているのか私には分からない。

 だが、「ベンチャー支援はハードルが高い。省庁が大きな規模でやっていることを、ネットコミュニティがきっかけの小さな集まりがそれを超えてしまった、という自負はあります」と言って紺野さんの目がキラリと光った。さらに年内に2、3件の新しいLLP設立の計画もあるという。

 「仕事がなければ自分で立ち上げろ!一人で無理なら共同でお金を出し合ってやっていく新しいやり方もあるよ」

 そんなメッセージが聞こえてきそうな、希望の持てる取材となった。




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