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「長寿の島」は取り戻せるか

「長寿の島」は取り戻せるか 2006/07/26

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  「ストップ・ザ・85」。腹囲が基準値85センチを超えた人を
   対象に、腹囲減を達成した人を表彰する。
           ダイエット前のズボンを試着、効果の程をアピールする岸本さん。

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  ロビーでは、食事に含まれる見えないあぶらの量が展示された。


厚生労働省が2000年に発表した、沖縄男性の平均寿命が全国26位へ急落したというニュースは、沖縄では「26ショック」と呼ばれ、衝撃が走った。それは「長寿の島」という誇り、ブランドイメージが脆くも崩れ去った瞬間であった。

 7月21日(金)那覇市のパレット市民劇場で開催された「健康なは21」推進市民大会(那覇市主催)では、生活習慣病の克服により、長寿県沖縄の復活と「市民が自己実現に向けて、いきいきと暮らすまち」をめざそう!!とのスローガンが、会場に集まった多くの一見して「身に覚えのありそうな」参加者たちへ呼びかけられた。

 「最近は街を歩いていても(自分が誰だか分からず)声をかけられなくなりました」と冗談交じりに述べる翁長雄志(おながたけし)那覇市長。初期の胃がん手術から公務復帰したのは5月のはなし。その姿は「90キロあった体重が約15㎏減った」という通り、かなりスリムなスタイルに変身。図らずもかなり説得力のある開会挨拶となった。

 第1部の「健康なは21」市民会議設立総会では、内臓肥満の予防と禁煙、多量飲酒とその習慣化の予防を重点課題として、生活習慣病を予防していくことが、那覇市の緊急課題であることが位置づけられた。また、市民会議副会長の崎原永辰氏による、沖縄県の肥満の現状をグラフ化した解説が分かり易く、男女ともに肥満率1位(平成16年)の独走状態の不名誉な現実には、会場から改めてため息が漏れた。

 第2部の「私にもできる健康づくり」では、一般市民からの活動報告がなされた。その1人、岸本義一郎さん(小禄在住)は、実体験によるダイエット・プログラムを解説。自ら開発した健康カレンダーによって、健康体重の維持が容易に確認でき、目的意識を持ち、継続的にダイエットが可能なことを力強く訴えた。

 予定されている具体的な事業計画の内容で、個人的に目に留まったものを紹介しよう。「食の関連プロジェクト 外食産業向け相談員派遣」では、「養成された栄養士が、相談員として、弁当屋や飲食店等に対して、栄養成分表示の作成方法の指導およびヘルシーメニューの相談に対応する」とある。実行されれば沖縄の極めてコレステロール度の高そうな外食メニューが改善される。とても意義のある事業だと思う。そしてこれはNPOで十分実行可能な領域だ。

 この会議の特徴は、「市民、地域、学校、職場、保健医療関係団体、行政、保険ボランティアなどが役割を持ち、連携を強化し、健康づくり活動をすすめていく」(設立趣意書)という運営方法にある。この連携=協働がいかにして可能か?堀田力氏のコラム「『協働』の法的仕組み」で述べられている通り、行政が市民を安上がりな下請け機関と看做すならば、それは様々な軋轢を生み不成功に終わることだろう。同会議はNPOと名乗っているわけではないが、名乗る名乗らないに関わらず、非営利組織であることに変わりはない。問われるのは行政職員の意識改革と、ボトムアップ式の市民自治意識の2点にあり、それは他の協働事業にもあてはまる。


関連記事:
堀田力氏のコラム 「協働」の法的仕組み

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