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沖縄・大雨被害報道に思う―マンション倒壊危機の現場から

「沖縄・大雨被害報道に思う―マンション倒壊危機の現場から 2006/06/17」

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    現場マンションとブルーシートに覆われた駐車場。        衛星画像送信装置を設置する職員たち。

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    職員を取材する報道陣。その後ろには不安そうに
     見つめる周辺住民の姿も。




ここ沖縄の、連日にわたる大雨は各地に深刻な影響を与えている。その中でも中城村北上原の地滑り、那覇市首里鳥堀町の地盤陥没は周辺住民が避難を余儀なくされるほどの大きな被害となっている。筆者は15日午後2時頃、首里の現場を確認してきた。以下、その模様を短いレポートとして記したい。

 那覇市首里鳥堀町は、丘陵地に所狭しと住宅が密集した地域。現場は斜面に立つマンションの敷地や駐車場が陥没し、今後の展開によって倒壊の恐れもあるという。そのためマンションには立ち入り禁止措置がとられ、周辺住民にも避難勧告が出されている。怪我人が出ていないのが不幸中の幸いだ。
 ということで現場内には入ることができず、ひとまず報道陣が集まる場所へ行ってみる。そこは現場の向かい側に位置する丘陵地で、多くの撮影隊が既に陣取っていた。沖縄にローカル局を持たない日本テレビの報道スタッフも来ていることから注目度の大きさが見て取れる。なるほどそこからはブルーシートで覆われたマンション駐車場と思われる一帯が見渡せるが、この距離では目視による被害状況の確認はあまり出来ない。それでも三々五々集まった周辺住民が不安そうな面持ちで向かい側の現場を見つめている。

 さらに報道陣とは別のスタッフが作業をしている。なにやら円盤型のパラボラアンテナのようなものを車から持ち出し、既に設置しているビデオカメラとケーブルを繋ぐ作業をしているようだ。作業にあたっている沖縄総合事務局北部ダム事務局職員への共同インタビューによると、この作業は国土交通省の要請によるもので、衛星を利用した画像送信装置を設置し、24時間リアルタイムで国土交通省へ送信し、同省はそれによって確認をしながら作業指示を出すという、つまり状況確認のためのものだ。ということはこの時点では具体的な対応策がまだ決まっていないということになる。

 筆者が意外に思ったのはこの沖縄の被害状況へのマスコミの注目度。15日のテレビ朝日『報道ステーション』でもトップで扱われていた。どうしてこんなに注目されるのか?というのが筆者の正直な感想だ。深刻な自然災害が報道されなくてよい、という意味ではもちろんない。直接、被害にあわれている方々には気の毒な思いがしている。

 一方、ここ沖縄では米軍基地にまつわる事故・事件が後を絶たない。その一つ一つは重く、深刻なものだ。しかしそれらが「本土」の主要メディアにおいて、その重大性に見合った報道のされ方をすることはほとんどない。つまりそれらはそれほど重大だと看做されていないということだ。それに比べて今回の災害の扱い方の大きいこと。

 大雨の被害は沖縄のみならず全国的なものだ。今後も予断を赦さない状況が続く。先行する沖縄の状況は本土側にとって自分たちの対応策を練る判断材料になるのかもしれない。だからこんなに「注目」されているのか・・・と訝しがる筆者の感覚は明らかに沖縄での生活感によるもの。衛星を経由して中央へ送られる情報は、被害に合われる現地の方々のためのものであってほしい。

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