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沖縄出身監督による映画&トーク

沖縄出身監督による映画&トーク 2008/01/23

弟の死について8ミリ映像と共に再構成した作品、歌や踊りを学びながら島の独立を目指す女戦士のアクション物の2本の作品の上映と、共に沖縄出身の監督による対談形式のトークが行われた。



昨年11月那覇市おもろまちに開館した沖縄県立博物館・美術館では現在まで様々な開館記念展関連イベントが企画されている。20日には「たたかう兎」「独立少女紅蓮隊」という2本の映画上映会&トークが開催された。

 「たたかう兎」は具志堅剛監督による1992年制作の個人映画。イメージフォーラムフェスティバル大賞受賞作品。交通事故で他界した弟がいなくなった家族の日常風景にカメラを向けながら、撮りためていた8ミリ映像とともに再構成して完成させた。弟の死という肉感的な現実に対し、「私的」にならず作者と対象の距離を維持した清清しさを感じさせる。

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具志堅剛監督

 具志堅監督はトークの中で映画との出会いを語った。「自分はひねくれた性格で学校生活に馴染めなかった。16歳で沖縄を飛び出し東京へ向かった。そこで8ミリに出会い、これなら自分ひとりでなにかができると思った」。

 「独立少女紅蓮隊」は安里麻里監督による2004年制作のアクション映画。表向きは歌手やダンサーの養成学校だが、裏の顔は島の独立のために活動する、女戦士の訓練学校、日本列島南端の“ある島”にある「オリオン・ダンサーズ・アカデミー」。4人の女戦士のアクション、「すべての楽器を武器に」など沖縄人なら思わず「クスッ」と笑ってしまう沖縄ネタが随所に鏤められたユニークで挑発的な作品。

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安里麻里監督

 安里監督はトークの中でこの作品を撮るきっかけを語った。「大学進学で沖縄から横浜に移った当時は安室奈美恵全盛の時だった。渋谷のスクランブル交差点で信号待ちをするアムラーたちを見て驚きと違和感を覚えた」。その時、沖縄にいる時は感じることのなかった沖縄人としてのアイデンティティを初めて感じたという。

 違和感は沖縄を舞台にした「ナビィの恋」NHKドラマ「美らさん」にも感じたという安里監督。安里監督のみならず両作で表象されるパターン化された沖縄イメージに対し違和感を覚える沖縄の人は多い。「独立少女紅蓮隊」はそれらの沖縄イメージに対する批評性が感じられる。

 最後に両監督の対談形式のトークがあった。残念だったのは具志堅監督のやや一方的な進行ぶりが目立ち、せっかく沖縄に来た安里監督の話を引き出す力量もなく、内容についてもテーマが定まらず散漫なものに終わったことだ。

 博物館・美術館の開館記念イベントはこれ以外にもユニークな企画が目白押しだ。25日には「コザロック&トーク」、2月1日~3日には「高嶺剛映画作品特集」など。詳しくはサイトでチェックしてほしい。

参考:
沖縄県立博物館・美術館

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