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書評 『沖縄の自己決定権』

書評 『沖縄の自己決定権』

書籍用写真「沖縄の自己決定権」


著者:喜納昌吉
出版社: 未来社
発刊: 2010年5月

喜納昌吉の存在は私にとって常に曖昧であった。そのライブパフォーマンスに煽られ馴れないカチャーシーを踊る無邪気な「日本人」のように、彼を自明のパフォーマーとして決して見ることができないのみならず、それは積極的にではなくかなり消極的に見ることしかできないこともまた認めざるを得ない。

しかし、本書を一読し、その曖昧さを彼の両義性として捉えることができた。まずは、保守と革新が明快に二分する沖縄の政治状況からして、彼は両義的である。「すべての武器を楽器に」と謳いあげグローバルな平和主義者であるとみなされている彼が、革新政党からではなく、どちらかといえば反対の側にあり、しかも2004年、当時としては特に県内において微弱で存在感の薄い民主党という政党から政治家としてデビューした経緯からしてそうであるが、その両義性は沖縄にとって歴史の結節点となるであろう2010年現在まで彼につきまとう。「普天間問題」での民主党本部との「ねじれ」現象に立つ時の県連代表としてのスタンスも、その曖昧さゆえに革新側からも疑問の声が漏れたが、それも無理はない。その結果、先の参院選で落選したことは記憶に新しい。

だが、その曖昧さは彼の捨て身の戦略だったことがわかる。市民運動から議員に転じるきっかけを問われた彼はこう答えている。

《いわば現実のポリティクスのなかで、天と地が分離しているわけです。ガン細胞がなかにいるんです。ガン細胞をなくすためにはガン細胞のなかに入っていかなくちゃいけない。だから、もともとアウトサイダーだった私が、インサイダーになっていくんです。しかし、アウトサイダーの魂のまま、インサイダー化していくんですね。》(『沖縄の自己決定権』)

それが考え抜かれた戦略であったのみならず、ここで読みとりたいのは、喜納昌吉がガン細胞=国家をみていることだ。国家の頑強さを認めたうえで、それに対抗するために「アウトサイダー」を括弧に入れ、あえてインサイダーになる。その認識は、権力の中枢に入ればミイラ取りがミイラになるといった俗諺を冷徹に拒んでいる。ミイラになる者は、そもそも国家=ガン細胞をみていない。

さらに本書では、天と地、インサイドとアウトサイド、政治家と音楽家、東洋と西洋などの二元論が語られる。喜納はよほど二元論が気になるらしい。それらを溶解させたい欲求さえ感じる。その究極が、《理想のない現実というのは砂漠です。それから現実のない理想というのは墓場なんです。理想と現実が手を結べるような概念革命があるはずなんですよ。》(『沖縄の自己決定権』)との言い切りである。

恐らくその実際例として、もし基地が残るならという前提で、沖縄の基地を国連軍のものとして運営することを彼は提案している。この突拍子もない不意打ちに、保守も革新もおざなりな苦笑いを浮かべるしかないだろう。しかし、ここでも注目すべきは、そのことが軍事力の無力化に結果するという視点である。ここには国連軍=国家の揚棄という極めて実践的な政治思想があることに驚くべきではないか。

思えば、菅民主党とは気の毒な政権である。なぜかといえば、理想(鳩山)と現実(小沢)の狭間に位置することで、あまりにもその存在が耐えられない軽さとして現象せざるをえないからだ。喜納に対し「沖縄は独立したほうがよい」と冗談めかしに発したという本書のエピソード自体が、耐えられない軽さを露呈する事態以外のなにものでもない。その浮遊した政治の中枢で、両義的で魂を売らない喜納昌吉は、そのときどう動くのか?

(西脇尚人 2010/09/01)

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地元紙を本土へ伝える 「週一スタジオ配信」第1回予告

「週一スタジオ配信」第1回予告

タイトル:地元紙を本土へ伝える
ゲスト:屋冨祖 仲啓さん(フリージャーナリスト)
日時:9月3日(金)20時~21時

概要:
県民大会など米軍基地問題を報じる沖縄地元紙を県外の友人に送る活動をしているジャーナリストの屋冨祖仲啓さん。その背景には、本来国の重要課題である米軍基地問題をまともに報じないメジャーメディアと地元紙のギャップという問題がみえる。その活動を始めた動機、沖縄をめぐる現況をどうみているのかなど屋冨祖さんに伺う。

屋冨祖 仲啓さん:
フリージャーナリスト、沖縄タイムス元記者。「新沖縄文学」元編集長。本土の大学に進学中、米軍立川基地拡張を阻止する砂川闘争に参加。さらに夏休みで帰省中には伊佐浜強制接収の闘争に参加。

沖縄抵抗映像祭2010

合意してないプロジェクトmeetsからあげシェルター
「沖縄抵抗映像祭2010」


9月18日(土)18:00 open
宜野湾市G-shelterにて
(国道330、中部商業向かいバイク屋地下)
料金:1000円プラス1ドリンクオーダー
佐藤零郎監督『長居青春酔夢歌』
富田克也監督『国道20号線』
その他、蔵出し映像あるかも。
同時開催:「フードジョッキー外人部隊宜野湾頂上決戦」


関連情報:
野宿者強制撤去の映画 「長居青春酔夢歌」完成

08/30のツイートまとめ

oam0

@UstreamTech_JP 前のと同じ質問をサポートセンターのフォームでしましたが、automated responseで please ensure that you have supplied us withでIDやらOS情報がないと受けられないとの返事。情報入力したのに
08-30 16:31

@UstreamTech_JP ログイン→番組設定→その他の設定→配信してない時の設定 「録画済番組を再生する」 「スライドショーを出す」の選択で、いずれもクリックボタンが不能です。これに付随した質問ですが、今回のリニューアルで過去のライブのリンクはなくなったのでしょうか?
08-30 16:27

江川紹子さんのつぶやきRT @amneris84 今朝の東京新聞特報面。「世論調査政治の功罪」を特集。「民意絶対視危うさ」「短命政権生む一因」の大見出し。小泉首相後の首相選びを検証。世論調査を拠り所にする菅首相に「ほかに売り物がないということ。自信のなさの裏返し」との論評も。
08-30 15:27

OAMスタートの9月1日に台風接近か。Ust台風中継やるしかないか。RT @theokinawatimes 【記事更新!】台風7号発生 沖縄本島へ接近の恐れ http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-08-30_9704/
08-30 15:20

RT @sumichi_tushin 大手から地方紙まで足並み揃えて「小沢=政治とカネ」論を展開する今の日本メディアをみていると、ちょうどイラク開戦前に米メディアが米政府の「嘘」を垂れ流し続け、開戦へと導いていった頃の異常さと重なりますhttp://goo.gl/WS4I
08-30 15:17

沖縄メディアも右へならえか。独自取材ができないものか。RT @kou_1970 またも、世論調査が幅をきかせている。民主党党首選=首相選が、またもこれに左右されそう。
08-30 15:11

県内電通職員注意報RT @kou_1970 1998年の沖縄知事選で大田昌秀氏と稲嶺恵一氏が争ったとき、沖縄中の電柱に『県政不況』なるビラが貼りまくられた。肝心の基地問題など、これで吹っ飛んだ。仕掛けたのは電通。むろん、後ろにいたのは自民党。ここで官房機密費が使われたのではないか
08-30 15:07

8月31日 仲井眞弘多のツイート

今日予定していました私の激励会は、台風7号接近のため延期になりました。新しい日程については後日ご連絡いたします。皆様にはご不便おかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
11:51 AM Aug 31st webから

8月31日 伊波洋一のツイート

壁紙は沖縄本島南部の摩文仁の海です。平和ガイドの方の写真を使わせてもらいました。摩文仁の沖縄平和祈念資料館に行く度に、沖縄戦の展示や戦後沖縄の展示を見て出口を出ると、眼下に青くまぶしく輝く摩文仁の海が広がり、救われたような気がします。そして、希望が湧いてきます。海は沖縄の宝です。
1:51 AM Aug 31st webから
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